【レビュー】The Language of Life – Everything But the Girl | ジャズ方面の魅力を詰め込んだ意欲作

レビュー

80年代ニューウェイヴ期のネオ・アコースティックを代表するバンド、エブリシング・バット・ザ・ガール(以下EBTG)による5枚目のスタジオアルバム。

チャート

アルバムデータ

アーティストEverything But the Girl(エブリシング・バット・ザ・ガール)
リリース年1990
レーベルAtlantic Records
ジャンルGuitar PopAOR
個人的評価★★★★(4.0 / 5.0)

雰囲気

テンション:明るい⇔憂鬱□□□□■|□□□□□
聴きやすさ:キャッチー⇔難解□■□□□|□□□□□
繊細さ:荒々しい⇔様式美□□□□□|□□□■□
聴き方:気楽に⇔じっくり□□■□□|□□□□□
音の層:轟音⇔ミニマル□□□□□|□■□□□

概要

EBTGの魅力が際立つ代表作

元々ジャズ的なアプローチも強かったEBTGだが、本作ではそれがより強調されたため、彼らの長所・魅力がより際立った作品と言えるのではないだろうか。

本作を聴いて再認識させられたのは、ヴォーカルであるトレイシー・ソーンの低音ヴォーカルが、ジャズと非常に親和性が高いということ。ネオンサインがきらめく都会の情景を表現するのにこれ以上ない歌声であるように感じる。

更にギターのベン・ワットは、本作でギターの他にピアノも演奏するようになり、本作の世界観を際立たせる。

この本作でのアプローチは、EBTGの引き出しから魅力的な部分がうまく引き出されることとなったと感じる。結果的にバンドの代表作に挙げられることとなった本作。

初期の名アルバム「EDEN」とともに彼らの入門としておすすめできる作品。

名プロデューサとの出会い

1990年にリリースされた作品だが、ネオアコ期のアコースティックなサウンドから脱却。都会の洗練された雰囲気を感じさせる、AOR風味の作品となった。

本作制作前、EBTGの二人は音楽性に行き詰まりを感じていたといい、それを知ったジャズ界の名プロデューサーのトミー・リピューマが二人に声をかけたことで、本作制作が実現したという。

この出会いによって新たな方向性を得た彼らは、明確な試みを持って本作を制作。結果的にキャリアでリリースした作品で2番目にヒットした作品となった。

個人的メモ

初めて聴いたEBTG作品が本作。ネオアコの初期も良いが、シティポップやAORのような都会的な本作が個人的に好み。

特にトレイシーソーンのボーカルに魅力を感じ、さらには作品ごとに音楽性を変えるということを知ってからはより魅力的に感じたバンドである。

収録曲

  1. Driving
  2. Get Back Together
  3. Meet Me in the Morning
  4. Me and Bobby D
  5. The Language of Life
  1. Take Me
  2. Imagining America
  3. Letting Love Go
  4. My Baby Don’t Love Me
  5. The Road

ピックアップ

Driving

きらびやかな音をふんだんに取り入れた、とてもおしゃれな楽曲。本作のリードトラック。

Take Me

管楽器を用いたアダルトな雰囲気が印象的な楽曲。

参考リンク

At First Light Everything But The Girl / Language Of Life [1990]
気紛れに音楽の感想を綴ってます。名盤から最新作、誰も知らないようなマイナー盤まで何でもあり。

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