【ゲームBGM】ポケモンSVプレイを支える 名BGM の数々

コラム

2022年に発売されたポケモンの正当な新作「スカーレット・バイオレット」。

最近ようやく本作をプレイしましたが、オープンワールドによる壮大な世界観や映像美なども相まって傑作とされている作品です。特にストーリーが素晴らしく、子供向けとは思えない考えさせられるシリアスな展開は、大人だからこそ分かる部分があるかもしれません。

そんな素晴らしい本作ですが、陰ながら支えたBGMも印象的でした。プレイをしながら思わず聴き入ってしまう瞬間が何度かあり、よりゲームに没入できたのではないかと思っています。

マニアックな視点にはなりますが、当ブログは音楽をメインに扱っているということで、BGMについて取り上げたいと思います。

ちなみに本作のBGMは、すでに各所で高い評価を得ているようです。

そこで本作を語る上で名曲の数々をご紹介します。シンプルに人気な曲を中心に選曲したので本作の音楽の良さを味わってみてください。

曲名や紹介する動画にストーリーのネタバレが含まれています。
未プレイの方はご注意ください。

ハッコウシティ

本作の舞台であるパルデアにおいて、ビルが立ち並ぶ様が印象的なハッコウシティのBGMです。再生すればすぐに分かりますが、テクノポップ、とりわけYMOっぽさが顕著な曲です。

他の街の音楽はどこか牧歌的だったり穏やかだったりなので、この街だけ明らかに異彩を放っています。初めて聞いたとき、思わず街の入口で立ち止まって聴いてしまいました。

都会ということでマップも広く、探索するだけでも楽しい街です。その間にビジネスマンとも行き交うなど、現実感のある風景に映像の進化を感じさせます。

前述の通りテクノポップ調のこのBGMは軽快で心地よいので、用がなくても思わず立ち寄り、コントローラを置いて聴きたくなります。個人的に本作の街のBGMでは最も好きです。

カラフシティ

砂漠が目の前にある、オアシス的な存在であるカラフシティのBGMです。

この街は本地方の中でも特に美しい景観をしており、ふと立ち寄りたくなります。白い建物や壁を伝う水壁などが景観を作る水の街です。

BGMとしては水が跳ねる感じや、神秘的だけど足取り軽やかな雰囲気が心地よく、いつまでも聴いていられます。

戦闘!ヌシポケモン

緊迫感あふれるこの曲は、3つの物語の一つ「レジェンドルート」のボス、ヌシ戦でかかるBGMです。

ヌシは自分のポケモンより2~3倍大きいサイズで出現し、対峙したときの焦りをうまく表現していると思います。ジムリーダーやスター団ボスと違って心の準備をする前に突然バトルが始まるといったことが、よりその焦燥感を冗長させている気もします。

ただ、その中でも勇敢にも立ち向かっていく瞬間を感じさせる部分もあり、一曲の中で感情のゆらぎを大きく感じさせます。

またヌシポケモンたちは、湖の孤島や山岳地帯など人が立ち入りにくい場所にいることで、大自然の脅威といったスケールの大きさも感じさせます。

この曲はなんといっても重低音も心地よく、対峙しているヌシポケモンと相まって非常にゾクゾクさせられます。

この曲、個人的には本作のBGMで一番好きなのですが、各所であまり名前が挙がらないのが寂しいところです。

戦闘!スター団ボス

ストーリーと相まって本作のBGMの中でも特に高い人気を誇る曲です。

学校の不良学生たちで結成されたスター団。各地で陣地を張る彼らを改心させるため、ボスと対戦する際にかかる音楽です。

ストーリー序盤は、強敵(ボス)に立ち向かう主人公を鼓舞する曲だと思っていましたが、ストーリーを進めるごとに、自分たちの縄張りを守るため奮闘するボス達を表現しているようにも感じてきます。

スピード感のあるソロギターを中心とした曲構成で、ボスバトルにふさわしい熱い曲です。

戦闘!四天王

ポケモンではおなじみである、四天王と対戦するときのBGMです。

物語終盤に差し掛かったこともあり、非常に重厚なサウンドで迫力があり、緊迫感あふれています。ストーリー中でも屈指の強者達との連戦ということで、手に汗握る雰囲気がたまりません。

いままでのどのボス戦よりも圧倒的にドキドキハラハラさせられた辺り、BGMの力はすごいなと改めて感じさせてくれた曲です。

BGMと関係ないですが、本作の四天王達はそれぞれが会話したりと関係性があって、見てて微笑ましかったです。戦いが終わったあとも同じ部屋で見守って応援してくれたりしたのも含め、人間臭くて良かったですね。

余談ですが、発売当時はイントロがループするバグがあったそうです。前に聞きましたが、あれはあれで緊張感があって良かったかもしれません(笑)

戦闘!ゼロラボ

いわゆるラスボスとなる博士AI戦です。このあとにもう一戦ありますが、実質イベントバトルなので、自分の実力をもって行うラストバトルはこれになります。

ここに至るまでのストーリーにショッキングな部分も多く、ラスボスも悪役というわけではないため、子供向けとは思えない考えさせられる戦いです。キラキラきらめく音色は、本作の鍵となるテラスタルを表していて、アップテンポなビートは鼓動のように鳴り渡ります。

曲を聴いた瞬間、プレイヤーはコレが最後の戦いだと悟り、画面に釘付けになる様が目に浮かぶ。そんな名曲です。

おわりに

個人的に好きなBGMを挙げてみました。

他に挙げてないBGMで人気があるのは、クラベル戦、ペパー戦、カシオペア戦、準伝説ポケモン戦などでしょうか。とにかく終盤のBGMが素晴らしい。本作のストーリーの評価、盛り上がりに一役買っていたのは間違いありません。

キッズ向けと侮っていただけにストーリーの力の入れように改めて驚かされました。特に私のようにポケモンに久々復帰した人はぜひプレイしていただきたい作品です。グラフィックの進化にも驚くこと間違いなしです。

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