「The Man Who」(1999) / Travis

レビュー

凍える季節感を暖める、暖炉のような音楽

Travisの2ndアルバム。前作からの変化が大きく話題になった作品でもあり、彼らの出世作でもある。この作品は体を温めてくれる、まさに暖炉のようである。前作とは違い終始バラードや美メロによる、とても内省的な楽曲がそろっている。この作品の曲を聴くとなんだか救われたような…、悲しみを共感してくれているような…とてもセンチメンタルな気分に浸ることが出来る。

ヒット曲#1「Writing to Reach You」は、サビでの感傷的な歌声が痛々しくも美しい。#2「Fear」#3「As You Are」は、#4「Driftwood」までの繋ぎのような立ち位置の楽曲だが、虚無感とメロディの良さが出ており、この作品の雰囲気をうまく表している楽曲だと思う。そして個人的に#4「Driftwood」から#7「Why Does It Always Rain on me?」までの流れは素晴らしいと思っている。

あと、個人的に一番好きな楽曲は#7「Why Does It Always Rain on me?」。Travisを好きになったきっかけの楽曲。因みにジャケットも、アルバムの雰囲気が出てて良い。

トラックリスト

  1. Writing to Reach You
  2. Fear
  3. As You Are
  4. Driftwood
  5. Last Laugh of the Laughter
  1. Turn
  2. Why Does It Always Rain on me?
  3. Luv
  4. She’s So Strange
  5. Slide Show

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