TMGEの4thアルバム。本作はTMGEの最高傑作と評されることも多い。その要因として楽曲センスはもちろんのこと、癖がなく一貫して彼らの迫力ある楽曲が並んでいるということで、ロックンロールのカッコよさが分かりやすく感じられるからではないだろうか。
聴いていて印象的だったのはベースで、この作品では1曲目のイントロからビキビキと響くベースを持ってくる辺り、本人達も意識して作っていたと思われる。彼らの代表曲でもある②⑩はシングルver.よりもリズム隊のサウンドが強化されており、曲の迫力が増している。
他にも、声色を変えたヴォーカルが印象的な⑫や、ギターによる切れ味鋭いカッティングが魅力的な⑬、人気曲であり最後にふさわしい⑭など、個人的には最後の三曲は特に素晴らしかった。
この作品で彼らの作風や評価が決定的となり、現在でも90年代の名盤によく挙げられていることから、この作品とTMGEの人気が伺える。
トラックリスト
- West Cabaret Drive
- Smokin’ Billy
- Satanic Boom Boom Head
- Dog Way
- Free Devil Jam
- Killer Beach
- Brian Down
- Hotel Bronco
- Give the Gallow
- G.W.D.
- Ash
- Soul Warp
- Boiled Oil
- Danny Go
※赤マーカは、おすすめ曲
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