「Fahrenheit Fair Enough」(2001) / Telefon Tel Aviv

レビュー

ジョシュア・ユースティスとチャールズ・クーパーによるエレクトロユニット、Telefon Tel Avivによる1stアルバム。IDM、実験音楽などを多く手掛けるHefty Recordsよりリリースされた。

しばらく廃盤となっていて入手困難となっていた作品だが、2016年に再販リリースされたことで手に取りやすくなっている。また再販版には、99年に録音された蔵出しの音源が収録されており、これがどれも素晴らしい。

00年代エレクトロニカ、IDMの金字塔

本作は00年代エレクトロニカ、IDMの金字塔と言われている作品である。

グリッチノイズを多用した幾何学的な要素と、ピアノやギターの暖かい要素が融合し、ふわふわと漂う浮遊感のある不思議な空間づくり。細部にわたり緻密な音作りが感じられ、心地よいだけで終わらせない、思わず息をのむ新しい音楽体験を味わえる。

エレクトロニカの入門として

ただ、難解かつ人を選ぶような作品ではなく、その穏やかな世界観にすぐさま虜になること間違いなし。本作の評価の高さからも、この作品がきっかけでエレクトロニカ、IDMにハマった人も多いのではないかと推測する。

幾何学的な要素は、あのAutechre(オウテカ)を彷彿とさせる。もともとはハードなクラブ・ミュージックの制作を念頭に入れていたそうだが、そこにロマンティックで浮遊感のあるサウンドが組み合わさり、新たな音楽性を作り出した。

Autechre(オウテカ)は難解で敬遠していた方は、ぜひ本作を手に取ってみてほしい。

Fahrenheit Fair Enough / Telefon Tel Aviv

参考リンク

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