「LOVEBEAT」(2001) / 砂原良徳

レビュー

無機質で静寂な世界

まりんこと砂原良徳による2001年発表のソロアルバム。

代表曲「LOVEBEAT」を筆頭に、静寂の中から紡ぎ出されたかのような数少ない音で構成された作品。無機質なようでとても美しくて優しいシンセの音は非常に心地よい。その無機質ぶりは近未来感をも呼び起こすが、音の美しさも相まって、青空に映える都会の雄々しいビル群の情景が浮かぶ。

砂原氏は、コミカルな側面が強い電気グルーヴの中でいで、とりわけ美しいシンセの音を鳴らしており、電気グルーヴの良心と言われていた。それだけに、ソロ作品となった本作の音楽性は容易に想像できたと思うし、期待していたファンの方も多かったのではと想像する。

人気のなくなった都会の寂しさ、退廃さも印象的な砂原氏の代表作とも言える作品。

トラックリスト

  1. EARTH BEAT
  2. BALANCE
  3. IN AND OUT
  4. LOVEBEAT
  5. SPIRAL NEVER BEFORE
  1. ECHO ENDLESS ECHO
  2. HOLD ‘ON TIGHT
  3. SUN BEATS DOWN
  4. BRIGHT BEAT
  5. THE CENTER OF GRAVITY

赤マーカは、おすすめ曲

コメント

タイトルとURLをコピーしました