「Substance」(1987) / New Order

レビュー
Disc 1
1.Ceremony
2.Everything’s Gone Green
3.Temptation
4.Blue Monday
5.Confusion
6.Thieves Like Us
7.Perfect Kiss
8.Subculture
9.Shellshock
10.State of the Nation
11.Bizarre Love Triangle
12.True Faith
Disc 2
1.In a Lonely Place
2.Procession
3.Mesh
4.Hurt
5.Beach
6.Confusion Instrumental
7.Lonesome Tonight
8.Murder
9.Thieves Like Us Instrumental
10.Kiss of Death
11.Shame of the Nation
12.1963

アルバム未収録のシングル&B面曲集

New Orderのベストアルバム。Disc1にはシングルが、Disc2にはシングルのB面トラックが収録されている。シングルコレクション+αではあるが、彼等の発表したシングルのほとんどはアルバムに収録されていないのでこのベストアルバムの音源は、New Orderを知る上で重要なモノである。そしてこの作品については、オリジナルアルバムと位置づけても良さそうだ。曲は発表順に収録されており、Joy Division時代を引きずったポストパンク系統の楽曲から、打ち込みやシンセによるサウンドを主体にしていく過程がとても自然なことが、このベストを聴いてもらえれば分かるはず。

特筆すべきは(D1)③~⑦。彼等の全盛期であるとともに人気の高い楽曲が並んでいる。(D1)④は故・イアンカーティスを歌ったもので、メンバーが彼の死を月曜日に知ったことに由来する。チープで無機質なシンセの音が様々な音色を奏でるこの楽曲は、New Orderの大ヒット曲となった。このアルバムのために作られたという(D1)⑫は個人的にNew Orderのベストトラック。出ているサウンドのすべてから負のオーラを感じるとても切ないナンバー。B面集のDisc2はDisc1のリミックスやインスト、隠れた名曲が多く、見逃すことが出来ない。特に(D2)⑫に至っては隠れすぎた名曲と言ったところ。

New Orderの入門として、是非とも粒ぞろいのこの作品を手に取ってもらいたい。

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