「Showbiz」(1999) / MUSE

レビュー
1.Sunburn
2.Muscle Museum
3.Fillip
4.Falling Down
5.Cave
6.Showbiz
7.Unintended
8.Uno
9.Sober
10.Escape
11.Overdue
12.Hate This & I’ll Love You

衝動的に、激情的に繰り広げられるギターロック

MUSEの記念すべき1stアルバム。

デビュー作でここまで完成された音楽を作り出したバンドはいないのでは?と思わせるほどのクオリティの高さで、とても鮮烈なデビューを決めた作品です。とても感情的に音楽を表現するマシューはしばしばトムヨークを例に出されるほど。

NirvanaとRadioheadが組み合わさったサウンドと言う人がいたが、なんと的を射た表現なのだろうかと思った。乱暴にかき鳴らしているようなギターと突進するような演奏、繊細なサウンドプロデュースに悲観的なヴォーカル…。こういう風に特徴を挙げたらまさにNirvanaとRadioheadが混在しているかのようだ。しかし、コレが何ともMUSEの色を出していて良い。

憂いたっぷりのピアノの旋律による#1「Sunburn」からいきなりMUSEの世界観全快。その後名曲#2「Muscle Museum」、希望を得たように疾走する#3「Fillip」、力強く伸びるハイトーンヴォーカルが癖になる#5「Cave」#6「Showbiz」など佳曲ぞろい。後のアルバムからはオリジナリティ溢れるMUSEに変貌していくが、本作はNirvanaやRadioheadといった彼らの音楽のルーツを垣間見れるということで貴重な作品である。むしろ、現在の彼らが苦手という方にオススメかもしれない。

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