「primaly colors」(2004) / day after tomorrow

レビュー

喜怒哀楽がよく現れた、聴き応えのあるアルバム

DATの2ndアルバム。前作は物静かなインストが収録されていたこともあり、DATのイメージとは違う楽曲が目立つ作品だった。しかし本作は、煌びやかで明るい楽曲が揃っており、DAT・misonoのイメージがうまくサウンドに反映されている。特にmisonoの魅力がうまく引き出すことができた作品だと思う。純白のジャケ写にもそれがよく現れている。

まずTOSの主題歌として使われた①はDATの代表曲として知られている。メンバーがゲームのシナリオを読んだ後、旅立ちをテーマに作ったというこの曲で知名度が一気に上がった。本作では⑤に代表される妹目線の可愛らしい曲が印象的だが、それとは対照的であるシリアスな楽曲が栄える。⑨は個人的にこのアルバムのベストトラックで、大人びた曲調と歌詞に驚く。⑬は6分を超えるバラードで冬の過酷さを描いたような壮大な曲。

彼女の喜怒哀楽といった感情が反映されているような作品で、それぞれの楽曲に漂う季節感がそれをうまく表現している。バラエティに富んだ楽曲の数々がDATのイメージや特徴をうまく現している作品といえる。

トラックリスト

  1. Starry Heavens
  2. タイムマシーンで連れ出して
  3. フィットネス
  4. Show Time
  5. イタズラなKISS
  6. CURRENT
  7. 少女のままでいたあの頃
  1. regret
  2. wind flowers ~spring ephemeral~
  3. Dear Friends
  4. These Days
  5. It’s My Way
  6. 螢火

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