「GREEN」(2002) / B’z

レビュー

2002年にリリースされたB’zの通算12枚目となった作品。

夏を感じさせるアルバム


真っ青な空とその下に広がる荒野で、サングラスを掛けた二人が写るジャケット写真が印象的だが、本作の雰囲気をよく表していると思う。

熱気だったり、それを吹き飛ばす爽やかさだったりを想像させ、まさにそのイメージに違わぬ作品である。そしてB’zの中でも特に季節感(夏)が感じられる作品でもある。

#2「熱き鼓動の果て」や#5「SURFIN’3000GTR」、#7「ultra soul」など、汗が飛び散るような曲が多く並ぶ。

キーワードは青さ、未熟

本作は、ポップさや爽やかさと言った雰囲気が強く、気楽にあっさり聴けてしまえるのが特徴的。なお『GREEN』と言うタイトルは、”未熟”や”青い”という意味で使われており、本作を表すキーワードともなっている。

大人になりきれていない10代、成熟していない人の心情を表現した曲が多く、それらを爽やかに聴かせている。中高生の心情に近い部分が多いので、部活帰りに聴くとぴったりだったかもしれない。

個人的に、当時中学生だったこの時期にB’zに興味を持ち、新作アルバムだった本作を手にとったのがB’zとの出会いだった。まだ音楽に興味を持って間もない頃で、聴く度に懐かしさを噛みしめる。本作のテーマも相まって、『GREEN』は学生時代に聴けて良かったなあと改めて実感した。

個人的に大好きなのは10#「FOREVER MINE」から12#「GO★FIGHT★WIN」までの3曲で、一時期はこの辺りばかり聴いていた気がするほどお気に入りだった。その一方で#9「Everlasting」という、現在も根強い人気を誇るバラードもさり気なく挿入されている。

知名度としては#7「ultra soul」があまりにも有名だが、それだけが突出した作品ではなく、むしろ本作の雰囲気にうまく溶け込み、統一性のあるアルバムであると思う。

メタル色が強くなった2000年前後のB’z

90年代の全盛期と比べ、よりロック色が強くなった印象がある00年前後。特に前作『ELEVEN』は攻撃力が高いあまり、既存のファンはこの時点で入れ替わっていった印象がある。

確かにサウンドが刺々しくなってはいるのだが、ポップセンスや個々のスキルの高さは遜色ないため、ファン層は変わりながらも、現在に至るまで人気に関しては他のアーティストの追随を一切許していない。

『Brotherhood』『ELEVEN』あたりが好きな方には是非聴いてもらいたい。

トラックリスト

  1. STAY GREEN~未熟な旅はとまらない~
  2. 熱き鼓動の果て
  3. Warp
  4. SIGNAL
  5. SURFIN’3000GTR
  6. Blue Sunshine
  1. ultra soul(Alternative Guitar Solo ver.)
  2. 美しき世界
  3. Everlasting
  4. FOREVER MINE
  5. The Spiral
  6. GO★FIGHT★WIN

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