スコットランド出身のバンド、Cocteau Twinsのデビューアルバム。
80年代から90年代にかけて活動していた、ニューウェイブ、ポストパンクを代表するバンドで、本作はバンドのイメージと異なる不気味な雰囲気をまとっている。
チャート
アルバムデータ
雰囲気
| テンション:明るい⇔憂鬱 | □□□□□|□□□■□ |
| 聴きやすさ:キャッチー⇔難解 | □□□□□|□■□□□ |
| 繊細さ:荒々しい⇔様式美 | □□□□□|□■□□□ |
| 聴き方:気楽に⇔じっくり | □□□□□|□□■□□ |
| 音の層:轟音⇔ミニマル | □□□□■|□□□□□ |
概要
ダークでゴシックな世界
Cocteau Twinsといえば、耽美で煌びやかなサウンドとエリザベス・フレイザーの神々しいボーカルが印象的だが、本作ではダークな雰囲気が際立っている。
叫び声のようにヒステリックにかき鳴らされるギターサウンド、無機質に鳴り響くベース音、さらに魔術を唱えるように歌うボーカル。美しさと不気味さが同居した独特な世界観は、以降の作品とは一線を画している。
ウィル・ヘッジーの唯一の参加作品
本作の根幹といってもいいベースは、ウィル・ヘッジーが担当したが、彼は本作に参加したのちにバンドを脱退。ウィル・ヘッジーのベースの存在感の大きさが本作の魅力を引き上げていることは間違いない。
その後、3枚目のアルバム「Treasure」から新ベーシストが加入するが、そこから彼らは大きく音楽性をシフトしていくことになる。
デビュー作にして注目を集める
彼らはのちに4ADレーベルの代表的なバンドになるわけだが、UKインディーズ・アルバム・チャートで14位にランクインした。
前述したそのスタイルと音楽性は「スージー・アンド・ザ・バンシーズとジョイ・ディヴィジョンの影響を強く受けている」と評された。
個人的メモ
3rdアルバムの「Treasure」から入った身としては、あの耽美な雰囲気との違いに驚いたが、Cocteau Twinsらしさはこの時から健在だったので、抵抗なく聴くことができた。
特に切り刻むようなギターサウンドと、うねりまくるベースがとにかくカッコよく、時折聴きたくなる中毒性を持っている。
圧倒的な負のオーラと攻撃的なサウンドで、特に憂鬱な気分の時や、薄暗がりで映えると思う。
収録曲
- Blood Bitch
- Wax and Wane
- But I’m Not
- Blind Dumb Deaf
- Shallow Then Halo
- The Hollow Men
- Garlands
- Grail Overfloweth
ピックアップ
Wax And Wane
うねるベース音と、独特なビブラートで呪術のように歌い上げるボーカルが印象的。
But I’m Not
The Hollow Men
甲高い音でかき鳴らすギターサウンドと、何度も繰り返される不穏なリフが癖になる。個人的に本作で一番好きな曲。
アルバム視聴
関連アーティスト
Joy Divison
ダークな世界観と淡々と刻まれるリズムの不気味さなど、共通点は多い。

The Cure
とりわけ「Pornography」との関連性を感じる。ゴシックな世界観と殺伐とした雰囲気など共通点は多い。
Siouxsie And The Banshees
ゴシックロックであることもさることながら、エリザベス・フレイザーとボーカルスタイルが近いこともあり、おススメ。


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