chk-louden
1.When the Going Gets Tough, The Tough Get Karazzee
2.Pardon My Freedom
3.Dear Can
4.King’s Weed
5.Hello? Is This Thing On?
6.Shit Scheisse Merde, Pt. 1
7.Shit Scheisse Merde, Pt. 2
8.Me and Giuliani Down by the School Yard (A True Story)
9.Theme from Space Island
10.Shit Scheisse Merde, Pt. 1 [Instrumental]

不思議なバンド名、不思議なファンクサウンド

!!!の1stフルアルバム。デビュー前から既にその摩訶不思議なファンクサウンドで注目を集めたバンド。ダンスロックという形容が最も近く、近年隆盛したグルーヴを意識した踊れるロックバンドと比べてみても、最もクラブサウンドに近いバンドではないだろうか。7人という大所帯で、入り組んだクラブサウンドを繰り広げる、とてもインパクトの強い作品である。

一聴して感じるのは、取っ散らかっていてよく分からないけど、音が先鋭的でカッコイイということ。太くてうねりのあるリズムセクションを軸に、甲高い音色やファンキーなギター、力強いパーカッションが次々と飛び出してきて、とてもスリルのあるサウンドを楽しむことができる。これらの音が複雑に絡み合って、不思議なグルーヴが生み出されているのである。そんな雑然とした曲の全体像を掴んでいくのは楽しい。

一曲目「When the Going Gets Tough,~」から妖しいごった煮のダンスロック全開。曲が進む毎に”こう来たか!”と聴き手を興奮させる、彼らの魅力満載の一曲。続く2#「Pardon My Freedom」はうねるベースが曲を先導していく、本作中ではもっとも聴きやすい曲で、個人的にベストトラック。バンドが注目されるきっかけとなった8#「Me and Giuliani Down~」は9分もの大曲で、曲の展開を楽しむという意味ではもっとも面白い曲ではないだろうか。

04年は早くもフジロックに出演し、10年にはホワイトステージでヘッドライナーを務めるなど、近年のダンスロック系バンドの中でも突出した存在。一歩間違えれば聞くに堪えないサウンドになりそうなものを、器用にまとめ上げ、踊れるサウンドに昇華したそのセンスは並の実力ではないと言える。因みに、踊れるサウンドと書いたが、曲の全体像が掴みにくいこんな妖しい作品で踊れるのだろうか(笑)

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