ポストパンクバンドJoy Divisionとして活動していた彼らだったが、イアン・カーティスの自殺によって活動休止を余儀なくされる。New Orderは、ギターだったバーニーがVo&Gを担当するという形で新たに始動させたバンドである。以降、打ち込みやシンセサイザーを大きく取り入れたサウンドでシーンを圧巻。楽曲センスで活躍してきたバンドの一つで、現在も多大な影響力を誇るバンドである。

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1.Fine Time
2.All the Way
3.Love Less
4.Round & Round
5.Guilty Partner
6.Run
7.Mr. Disco
8.Vanishing Point
9.Dream Attack

ハウスに傾倒し、NOらしさが爆発した名作

New Orderの5thアルバム。87年にベストアルバムを発表し、バンドは大きな節目を迎えていた。それを尻目に時はアシッドハウス、マンチェスターブームも迎えるのだが、世代交代が行われつつある音楽シーンの中で、彼らが一つの到達点を示したのがこの作品だと個人的に思っている。ニューオーダーで活動を続けるうちに陰鬱なエレクトロポップを突き詰めていくようになったバンドにとって、当時のブームは独自の音楽性と共鳴するところがあったに間違いない。そう感じさせるほど、サウンドが今まで以上に生き生きしている。

この作品がアシッドハウス音楽の聖地、イビザ島で録音されたことは有名で、その影響かハウス色が強く、ダンスミュージックの雰囲気が色濃く出た作品となっている。特に①はそれを体現しており、音がスピーカーの左右を激しくピンポンする、非常にダンサブルな一曲。因みにこの曲はシングルカットもされた。同様の雰囲気を持つ④もシングルカットされたということで、そこからもバンドの示したい音楽性を想像することができる。そういった作風が影響してか本作は、以前までの作品ほどは落ち込んではいない。確かにダウナーな空気を醸し出してはいるものの、どの曲からも明るい兆しを感じさせる。③と⑥に至っては励まされているような気分にさせられるほどである。

ため息をつくような暗い雰囲気の中をエレクトロビートと女性のコーラスが切り開こうとする⑦、シンセの音が儚くも美しい⑧は個人的に特にお気に入り。②は疾走するギターサウンドと間奏のシンセの音が印象的な疾走ナンバーで、音のつくりが他の曲とは異質だが、雰囲気はぴったり。
前述の通り本作は、独自のエレクトロポップが一つの臨界点に達し、それをリスナーに確信させた傑作と言えるだろう。

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1.Crystal
2.60 Miles an Hour
3.Turn My Way
4.Vicious Streak
5.Primitive Notion
6.Slow Jam
7.Rock the Shack
8.Someone Like You
9.Close Range
10.Run Wild

若年層からの支持が集まった、約8年ぶりのオリジナルアルバム

New Orderの7thアルバム。前作から約8年ぶりとなった彼らの新作。無理やりテンションを上げているような派手なサウンドアレンジや大胆に取り入れられたギター、それらにかぶさるエレクトロニックなサウンドを聴くと、彼らは常に若々しいなあと改めて思う。と同時に本作は、Joy Division時代を思い起こさせる作品ともなっている。ただ、初期のような安っぽいサウンドではなく、エレクトロニカのような風通しの良いシンセがさりげなく乗っかっているため、現代に帰還した新たなJoy Divisionとも言える。

ド派手なサウンドが飛び交うヒット曲①は、自身の復活を祝うかのようにテンションの高い楽曲で、その後のトラックもそれに続けとばかりにどんどん力強いサウンドが飛び出してくる。プライマルスクリーム参加の⑦や、 スマパンのビリー参加の③など、ニューオーダーに影響されたアーティストによるコラボ曲も必聴。因みに⑦はプライマルスクリームの「Xtmntr」に収録されているShoot Speedのリフを引用した曲である。

ニューオーダーはこのアルバムのヒットで多くの若者からの支持を集め、フジロック出演で来日も果たした。初期からのファンには受け入れ難い作品かもしれないが、常に先進的なサウンドを追求する姿勢は何も変わっていない。

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Disc 1
1.Ceremony
2.Everything’s Gone Green
3.Temptation
4.Blue Monday
5.Confusion
6.Thieves Like Us
7.Perfect Kiss
8.Subculture
9.Shellshock
10.State of the Nation
11.Bizarre Love Triangle
12.True Faith
Disc 2
1.In a Lonely Place
2.Procession
3.Mesh
4.Hurt
5.Beach
6.Confusion Instrumental
7.Lonesome Tonight
8.Murder
9.Thieves Like Us Instrumental
10.Kiss of Death
11.Shame of the Nation
12.1963

アルバム未収録のシングル&B面曲集

New Orderのベストアルバム。Disc1にはシングルが、Disc2にはシングルのB面トラックが収録されている。シングルコレクション+αではあるが、彼等の発表したシングルのほとんどはアルバムに収録されていないのでこのベストアルバムの音源は、New Orderを知る上で重要なモノである。そしてこの作品については、オリジナルアルバムと位置づけても良さそうだ。曲は発表順に収録されており、Joy Division時代を引きずったポストパンク系統の楽曲から、打ち込みやシンセによるサウンドを主体にしていく過程がとても自然なことが、このベストを聴いてもらえれば分かるはず。

特筆すべきは(D1)③~⑦。彼等の全盛期であるとともに人気の高い楽曲が並んでいる。(D1)④は故・イアンカーティスを歌ったもので、メンバーが彼の死を月曜日に知ったことに由来する。チープで無機質なシンセの音が様々な音色を奏でるこの楽曲は、New Orderの大ヒット曲となった。このアルバムのために作られたという(D1)⑫は個人的にNew Orderのベストトラック。出ているサウンドのすべてから負のオーラを感じるとても切ないナンバー。B面集のDisc2はDisc1のリミックスやインスト、隠れた名曲が多く、見逃すことが出来ない。特に(D2)⑫に至っては隠れすぎた名曲と言ったところ。

New Orderの入門として、是非とも粒ぞろいのこの作品を手に取ってもらいたい。

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