1.STAY GREEN~未熟な旅はとまらない~
2.熱き鼓動の果て
3.Warp
4.SIGNAL
5.SURFIN’3000GTR
6.Blue Sunshine
7.ultra soul(Alternative Guitar Solo ver.)
8.美しき世界
9.Everlasting
10.FOREVER MINE
11.The Spiral
12.GO★FIGHT★WIN

夏に聴きたい、未熟な自分を鼓舞する一枚

2002年にリリースされたB’zの通算12枚目となった作品。
真っ青な空とその下に広がる荒野で、サングラスを掛けた二人が写るジャケット写真が印象的だが、本作の雰囲気をよく表していると思う。熱気だったり、それを吹き飛ばす爽やかさだったりを想像させ、まさにそのイメージに違わぬ作品である。そしてB’zの中でも特に季節感(夏)が感じられる作品でもある。

メタル色が強かった前作『ELEVEN』は攻撃力が高いあまり、90年代全盛期のファンはこの時点で離れていった印象がある。確かに00年代前後からサウンドが刺々しくなってはいるのだが、ポップセンスや個々のスキルの高さからファン層は変わりながらも、現在に至るまで人気に関しては他のアーティストの追随を一切許していない。

本作の特徴は、ポップさや爽やかさと言った雰囲気が強く、気楽にあっさり聴けてしまえるのが特徴的。なお本作の『GREEN』と言うタイトルは、”未熟”や”青い”という意味で使われており、本作を表すキーワードともなっている。大人になりきれていない10代、成熟していない人を表現した雰囲気の曲が多く、それらを爽やかに聴かせている。中高生の心情に近い部分が多いので、ぜひ部活帰りに聴いてみるのをオススメしたい。(笑)

個人的に、当時中学生だったこの時期にB’zに興味を持ち、新作アルバムだった本作を手にとったのがB’zとの出会いだった。まだ音楽に興味を持って間もない頃だった、懐かしい・・・。今改めて聞き返してみると、『GREEN』は学生時代に聴けて良かったなあと実感した。

前述通り夏のイメージが強い曲が多く、#2「熱き鼓動の果て」や#5「SURFIN’3000GTR」、#7「ultra soul」など、汗が飛び散るような曲が多く並ぶ。個人的に大好きなのは10#「FOREVER MINE」から12#「GO★FIGHT★WIN」までの3曲で、一時期はこの辺りばかり聴いていた気がするほどお気に入りだった。その一方で#9「Everlasting」という、現在も根強い人気を誇るバラードもさり気なく挿入されている。

知名度としては#7「ultra soul」があまりにも有名だが、それだけが突出した作品ではなく、むしろ本作の雰囲気にうまく溶け込み、統一性のあるアルバムであると思う。

1.Deep Kiss
2.スイマーよ!!
3.Survive
4.Liar!Liar!
5.ハピネス
6.FIREBALL
7.Do Me
8.泣いて泣いて泣き止んだら
9.CAT
10.だったらあげちゃえよ
11.Shower
12:Calling

B’zの新しい色が提示された作品

個人的な話になるが、B’zは学生時代に呆れるほど聴いていた。アルバムも殆ど持っていたと思う。そんなこともあり、今になって彼らの過去作を聴くということは、学生時代に帰ることとほぼ同義となっている。特に本作『SURVIVE』はよく聴いていたので、今聴くと懐かしくてたまらなくなる。

特に好きな曲は#11「Shower」で、”海沿いの球場見下ろせば”で始まる歌詞と、それに連動したような優しい音色が、狂おしいほど青春時代を感じさせる。以前なら、#4「Liar!Liar!」、#6「Fireball」といったハードロック調のシングル曲を好んでいたが(もちろん今でも大好きだが)、時が経ったことで心に響きやすい曲も代わったようだ。

さて、客観的に本作を評価すると、ハードロック調の力強い楽曲がシングルとして発表されたことから、彼らが次のステップへ向かおうとしていることが感じ取れる作品だと思う。大ヒットした前作『LOOSE』辺りまでは、ブラスサウンドやブルースやガレージの雰囲気が強かったが、本作からはバンドサウンドにエッジが効き、ポップスよりもロックに比重が傾いたような気がする。#1「DEEP KISS」のハードなサウンド、誰も真似できないようなハイトーンで歌うヴォーカルを聴けばそれを何となく感じることが出来ると思う。前述の#4や#6のシングル曲は言うまでもない。

ハードなサウンドが際立つ作品なのでどうしても最初はそのインパクトに引きづられるが、全体を通してバランスが取れた楽曲構成になっていて、とてもメリハリのついた作品だと言えるだろう。前作までの渋さを持った#3「Survive」#8「泣いて泣いて泣き止んだら」。キラキラしたバラード#5「ハピネス」#11「Shower」。ポップな「だったらあげちゃえよ」。最後にはそのすべてを詰め込んだような大ヒット曲「Calling」が待ち構えるという布陣である。何度も本作を味わっていると、バラードなどのそれぞれの楽曲の存在感の強さに気づき、ハードなアルバムという印象は薄くなっていくと思われる。#5「ハピネス」は幸福感で涙が出てきそうで、この曲も好きだなぁ。

B’zが凄いのは、2016年の現在も尚、衰えることなく作品をリリースし続け、ライブもこなしていること。学生時代の当時とは違い、様々な音楽を聞くようになり、彼らの作品を毎回チェックすることはなくなってしまったが、ニュースはいつも目にしていたのでその度に驚かされている。ああ、昔はファンクラブ入ってたなぁ…。今回を機に彼らの”追っかけ”を再開しようかな。

Disc 1
1.LOVE IS DEAD
2.おでかけしましょ
3.未成年
4.闇の雨
5.MY SAD LOVE
6.Queens of Madrid
7.ヒミツなふたり
8.Strings of My Soul
9.赤い河
10.WILD ROAD
Disc 2
1.Don’t Leave Me
2.Sweet Lil’ Devil
3.THE BORDER
4.JAP THE RIPPER
5.SLAVE TO THE NIGHT
6.春
7.破れぬ夢をひきずって
8.LADY NAVIGATION
9.もうかりまっか
10.farwell song

見出し3

B’zの7枚目のアルバム。彼ら初の2枚組オリジナルアルバムだが、シングルは①と⑧のたった二曲。しかも⑧はスロウテンポのアコースティックナンバーに変貌し、アルバムの雰囲気を良く作り出しており、シングルでのダンサブルな面影は完全に無くなっている。なのでシングルは①のみ、とも言える。

ジャケットやタイトルからも滲み出ているように、古き良きハードロックやブルーズを根底に置いた、渋いサウンドの楽曲が並ぶ。しかし、いくら彼らが玄人好みな音選びをしても、相変わらずポップセンスは抜群なわけなのである。前作から頭角を現してきた図太いハードロックをはじめ、ジャジーな店で流れてきそうな楽曲や遊び心満載なモノなど、二枚に亘って幅広い音楽性を発揮している。おそらくB’zの作品で一番バラエティに富んだ作品だと思われる。メンバー曰く、思いつくままに作った曲をどんどんレコーディングしていった結果だとか。ここで鳴らされているサウンドが二人のルーツを強く感じさせるのは、そういった手法が影響しているからだろうか。

2枚組で大量の楽曲が並ぶ中、似通った曲も無く、聴くごとに深みが増すばかり。多くの名曲が生まれたこの作品は、B’zの傑作として選出されることも多い。当時は全盛期ということもあってか、2枚組オリジナルアルバムのセールス記録を塗り替える偉業も達成(現在も日本で歴代一位)。それにしても、悪ノリしたような②がこのアルバムの中で一番好きな曲になるとは思わなかった…。この時期の彼らはいろんな意味で抜け目ない。

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